ジャズがヒップホップを再構築する…衝撃の一発録り
インストアルバム『CREAM』をリリース!
グラミー賞にノミネートされ、ドリス・デューク・アーティスト賞も受賞しているジャズの開拓者、カッサ・オーバーオールが、〈Warp Records〉よりニューアルバム『CREAM』をリリース。
従来のヒップホップがジャズをサンプリングする構図を逆転させ、ジャズからヒップホップにアプローチした本作『CREAM』で、カッサ・オーバーオールが自身のキャリアの中でバク宙したかのような変貌を遂げている。本作では、カッサの原点である2つの情熱、ヒップホップと、伝説的なジャズ・ドラマー、エルヴィン・ジョーンズに敬意を表している。全8曲のインストゥルメンタルを通して、カッサは、ザ・ノトーリアス・B.I.G.、ウータン・クラン、ドクター・ドレー、ア・トライブ・コールド・クエスト、アウトキャスト、ディゲブル・プラネッツ、そしてジュヴィナイルといったヒップホップのレジェンドアーティストの名曲を、ぶっとんだ冒険的なリズム感覚で、巧妙かつときに崇高なジャズ・スタンダードへと再構築している。
本作は、何年にもわたるツアー活動と、複雑なエレクトロニクス中心のライブセットを、よりシンプルな形へと削ぎ落とすアプローチから生まれた。 これまでのソロ作品では、ドラムマシンや細かく編集された音、Ableton Live、サンプリングなどに大きく依存していたが、『CREAM』では、マイルス・デイヴィスの『Kind of Blue』やジョン・コルトレーンの『A Love Supreme』のような、ルディ・ヴァン・ゲルダー風のクラシックなジャズ録音技術が採用されている。ミュージシャンたちは同じ部屋で隔たりなく演奏し、一発録りで録音され、オーバーダブや編集は一切しない。
『CREAM』はただのカバーじゃなくて、ジャズを通してヒップホップを完全に再構築した作品なんだ。両ジャンルの音楽的な“内臓”と“魂”に深く入り込みながら。これは、ジャンル同士の衝突というより、90年代からずっと熟成されてきた“対話”を表現したもの。
- Kassa Overall
著書『Dilla Time』で知られる作家、ダン・チャーナス (Dan Charnas)は、『CREAM』のライナーノーツで次のようにコメントしている。
「新たな発想とともに現れたカッサ・オーバーオール。もし、ジャズが“自分自身を見出せる”楽曲だけでなく、より幅広いヒップホップの領域からリズムやユーモア、そして巧みに構築された音楽的引用を掘り下げたらどうなるか?……カッサ・オーバーオールのアルバム『CREAM』は、ヒップホップの正典的な8曲を再解釈した作品として、おそらく史上初の試みとして、その問いに答える。」
TRACKLIST
A1. FREEDOM JAZZ DANCE
A2. BIG POPPA
A3. C.R.E.A.M. (CASH RULES EVERYTHING AROUND ME)
A4. REBIRTH OF SLICK (COOL LIKE DAT)
B1. NUTHIN BUT A “G” THANG
B2. CHECK THE RHIME
B3. SPOTTIEOTTIEDOPALISCIOUS
B4. BACK THAT AZZ UP
品番 |
WAP493 |
製造国 / 年 |
EU / 2025 |
LABEL |
Warp Records
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コンディション |
新品
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配送方法 |
宅配便
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備考 |
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